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個人の身心魂の成長を通して、Peace(平和)に貢献する 
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竹島幸博 会長就任ご挨拶

shin-kaicho この度、三代目のIARP会長に就任する事になりました。
1976年にIARPに入会して以来、永きにわたり初代会長の身近でご指導を仰ぎ、その後二代目会長の下で、IARP本部長を務め今に至っています。
初代会長は、IARPのヨーガを、密教ヨーガ的な手法を取りながら、「超作ヨーガと呼ぶ」と言われていました。ヨーガでは、 私達の存在は、肉体と同時に、精神的な存在でもあり、その根源に純粋な魂を持つとされています。そしてヨーガの目的は、肉体 的な次元の感覚の世界に大きく捉われた心の在り方を成長させ、自己の本源である純粋な魂の次元に目覚め る事にあります。初代会長は、そのような魂に目覚めた人間は、自然に愛、知恵、創造力のような徳性が備わると言われます。
そして、初代会長の説く「超作」は、まず他を生かす働き、自己の為ではなく他を支え生かすように利他的に働く、 また、その行為の目的が成就するように、己を無くして懸命に働く、そして、その結果には捉われないという事です。それらは真に、純粋な魂の持つ働きそのものの特質です。
純粋な魂の次元に目覚めた人間の魂は、自然にそのような振る舞いができると言われます。
超作ヨーガでは、日常において、そのような振る舞いの真似をすることは、潜在的に自己の内に持つ高次の魂の働きを喚起する事であり、また瞑想行においても、自己の魂の成長に留まらず、周りの他の人々の成長、世界の調和を願って行う事が肝要で、その事により、自己の持つ心の枠が、より大きなものへと広がり、より普遍的な在り方に成長します。
私たち皆のそのような成長が、より調和のとれた、社会、世界の実現に寄与する事になると思います。
また、IARPの大きなもうひとつのテーマは、物と精神の相関の探求です。
ヨーガ行において密教的な手法をとる目的は、相反する特性をもつ物と精神の働きを結びつけて、精神的な次元の高まりだけではなく、各次元での心身相関の在り方の深化、そして、それらを超えて双方を統合する魂の存在に目覚める事にあります。
また、初代会長が発明されたAMI(気の流れと経絡の状態を測定する器械)もその心身相関を解明するツールであります。気の働きは、心と体を結びつけ、双方に関連して働く媒体であると初代会長は言われています。
それゆえに、気エネルギーの状態を知る事は自分の体と心の状態を知ることにつながります。今はその研究は、アメリカ、カリフォルニア州、サンディエゴに開設されたCIHSに引き継がれています。
初代会長は長年にわたり、世界各国で様々な数えきれないくらいの講演会、セミナーなどを行われ、世界中にそのような成長の種をまかれました。また大勢のお弟子さん達も世界中に散らばっています。
私達も、その様な初代会長の願いに沿えるようにこの会の活動を継続して、社会の調和と発展に少しでも寄与できればと思っています。

IARP会長
竹島幸博